我が心の大正浪漫

明治維新以降の日本は、古代から紡ぐ本当の日本人の意思とは違った歩みをしている様に想えてなりません。穏やかな風土と 天に通じる唯一の言語 日本語を持しながら、自らの良さを感じ取れない このもどかしさを、何とかしなければと想います。珠玉の武士道が 明治維新により一度は破壊され掛けた時に、この国に天使たちが舞い降りて来てくれました。天使たちは文学に勤しみ 芸術を愛し 教養を身に付け、その精神性を極限まで高め、大東亜戦争で散 って行きました。そして彼ら亡き後、日本は 今日の悲しき姿となっております。本当の日本を。

拝啓うら若き兄 幸末永く そして異人の兄よ さよなら…

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もうすぐ桜の節…

 

あとひと月もしたならば

私たち日本人のこころの花が

辺り一面を埋め尽くす喜びに…

 

 


平成二十九年 四月十五日


靖国神社千鳥ヶ淵を右手に

そして東京駅を左手に遣り過ごし

 

歴史ある帝国ホテルで執り行われた

君の拘りの挙式…

 

 

その晴れの姿は僕にとっても

心の内に秘めた

掛け替えの無いものでした

 


君と別れてから早いもので

今春でもう五十九年が経ちます

 

 

幼い僕にとっての

今生に於ける悲しみの原点は


心優しき君にとっての

遠い過去の物語でもありました

 

 


今 改めて


兄ちゃん さよなら…

 

 

 

 

 

 

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少し恥じらう二十六歳の君は

とても誠実でした

 

そして 六十の私からしたら

その姿は初々しく

微笑ましい爽やかなものでした

 

 

若き君を目の前にして

男女が結ばれることの意味を

今 改めて…


心に温める機会を得た様な

気がしてなりません

 

 

桜花の爛漫ひとしきり終え

散り加減ながらも余韻を残す

四月半ば 春の日…

 

 

千鳥ヶ淵を見ながらの

東京駅 すぐ近く…


君の拘りの場所での挙式に

列席をさせていただきました

 

 

君の生まれた家は

私の父親も そして兄も

ともに長男として生まれた家…

 

そう言った意味で

私にとっても

ひとつの節目でありました

 

 

私が君に贈る言葉

至って味気無いものですが…

 

夫たるもの何時までも


君に命を預けた ひとりの女性

そう 今このとき

君に寄り添う可愛い妻を


大切に…

 

 

ひとを大切にしてください

然も 自分を愛してください

 

そして何より 長生きをし

 


この人生で

様々な経験を積んでください

楽しんでください…

 

 


そして 最後に…


君が拘った 君の名の通り

千年もの長生きをしてください

 

 

 

祈っています…

 

千歳 くん…

 

 

 

 

 

 

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近頃 父方親戚の若者が式を挙げた

 

新郎は私の従兄弟の長男

彼に逢ったのは此度でたったの三度目…

 


後生の人々の幸せを願い そして信じる

私のスタンスは極々ありふれたものである

 

そして 其のことは誰しもが内面に持する
至極当たり前で普遍的な願いに他ならない

 


挙式への御招きに預かり

新郎新婦当人たちとの時の共有と言えば

甚だ僭越とは存ずるが

 

亡き父の生家の吉事(きちじ)
喜んで 列席をさせて頂いた

 


新郎の御歳二十六

新婦は自然に彼の母親に近い年齢

 

互いに余程強い絆で繋がり

生まれて来たのだろう

 


関心を持ち 其のことについて話し掛ける

愚か者も近席にいたが

 

本人同士が堅固な絆で

出逢い結ばれることが必然である限り

何ら不思議なことでは無い

 

私は確たる信念を持って

そう言い切る

 

 


以前に僅かの間だけ

或るブログサイトに

記事の投稿をさせて頂いたことがある

 

其れはお読みいただいた皆さんとの

束の間の ときの共有

 

朧気な 忘れ難き想い出…

 


読者の方々からしたならば

或るひとつのテーマに於いて綴るときの

私の記事について

 

何とも異質で不思議なものに想われた方々も

おいでであったろうと

今更ながら お察しする

 


自分のことについてのみ申し上げれば

過去現在 そして未来について理解している

 

本当である…

 


厄介なこともあるが

元より そう言う風に生まれて来た

 

 

 

 

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私には二つ年上の兄がいた

優しい兄だった…

 


寒の戻り厳しい節 今から五十八年前に

 

自宅からほど近く開通したばかりの

国道四号線で

彼は酒酔い運転の三輪車に飛ばされた

 


私に「 ばいばい 」と

優しく声掛けをして 遊びに外出し

終ぞ生きては帰らなかった

 

あれが最期だった…

 


借家住まいの我が家のごく近く

国道四号線が満を辞して開通をし

間も無くのことだった

 


まる四歳七ヶ月で他界をした兄は

初めから全て分かっていた

 

そして 私も其のことを知っていた

 


兄が短命の選択をした為に


其の他界から十年後に誕生した女性は

唯ひたすら待った

 


夫となるべく彼が相応しい強さと

糧となる社会経験を積み重ねることを

ひたすら待った…

 

 

 

 

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兄は急ぎ転生をした

時にいたずらな余裕が無いからだ

 


人生が移ろい

当たり前に親も変わったが

 

三十六年前と同じ家に

同じく長男としての生を受けた

 


其の女性と今度は必ずや出逢い

そして結ばれる為に…

 


兄は転生に当たり

自らの名に

 

長生きに対する強い意志を込め

其れに相応しい名を選んだ

 


五十八年前の出来事に学び

 

自分を愛する人々を悲しませることの

罪深さを知り

 

自らの名に…

 

今度こそ生きると言う

心からの飽くなき願いを込めた

 


千年もの長生きをする様にと…

 

 

 

誰も知らない

私たち兄弟の物語である

 

誰も知らない…

 

 


彼のこれからの幸多き人生への

はなむけの言葉として

 

そして 妻たる彼女への

感謝の言葉として

 

 

敢えて 綴らせて頂いた…

 

 

 

 

 

 

 

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