我が心の大正浪漫

明治維新以降の日本は、古代から紡ぐ本当の日本人の意思とは違った歩みをしている様に想えてなりません。穏やかな風土と 天に通じる唯一の言語 日本語を持しながら、自らの良さを感じ取れない このもどかしさを、何とかしなければと想います。珠玉の武士道が 明治維新により一度は破壊され掛けた時に、この国に天使たちが舞い降りて来てくれました。天使たちは文学に勤しみ 芸術を愛し 教養を身に付け、その精神性を極限まで高め、大東亜戦争で散 って行きました。そして彼ら亡き後、日本は 今日の悲しき姿となっております。本当の日本を。

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

軽井沢浪漫…街の彩と塩沢湖畔に於ける木洩れ陽に想う

軽井沢を文字に綴ろうにも その試みは困難を極め 簡単に扉を開いてはくれない 少なくとも私にはその様である 色で表そうと想っても 人も建物もそして自然も その境目がはっきりしないほどに あらゆるものたちが 絶妙に融合していると言わざるを得ない それ自…

もう直ぐ六十の僕から五十八歳の君へ贈る 或る物語り

よっちゃん 今頃何してるかな そう言えば もう五十八歳だっけね ひと口に想い出なんて言うけれど そんなに単純なものじゃないんだよ あの頃 僕は… たった一人の兄ちゃんを 突然に亡くしたばかりだったし その後 僕のところに兄弟は 終ぞ来てくれず終いだった…

さくら さくら…

桜にまつわる詩歌 散文 溢るるほどに 数多な歌 歌い継がれる 多様な名曲… ひと春の 同じ場所に限れば 満月から新月まで さえも 咲き誇ること叶わぬ 束の間の桜花たち… 終ぞ 忘れ得ぬ存在として 我々日本人の心を 掴んで離さない 儚くも凛とした花たちは 雄々…

昭和浪漫…時代の息吹について 想うこと

昭和三十年代初頭のこと… 私が生まれ そして育った 東北の地 福島県北部に於いては 地方の田舎町とは言え 単に一過性のものとは異なった 賑やかな街場が彼方此方(あちこち) にありました 何処(どこ)へ行っても地場に 独自の産業がしっかりと根付き 増し…

雪が…出羽最上地方に於ける 夢心地な郷愁

近くて遠い場所があります 距離と時間との兼ね合いにより 簡単に言ってしまえば アクセスの都合で遠く感じるものと 別にそれ程遠くも無く 行くのに手間が掛かる訳でも無いが その地を訪れることに 自らの中に辛い想い出があるとか 何か心に引っ掛かるものが…

人の道理を通した長岡藩と河合継之助 同じ時代に我が国を蝕んだ幕末の闇とは…

人としての道理を通す故の 壮絶極まりない北越戊辰戦争と 飯盛山の鬼「白虎隊士中弐番隊」の悲劇で 今尚人々の心を揺さぶる あの会津戊辰戦争… 皆様 先刻ご存知かとは想います 母成から雪崩れ込む大軍とは別に 越後方面から会津盆地を目指していた 新政府軍…

国府台…若き日の私の浪漫

半月ほど前になる 何時もの想い付きで 市川市の国府台に出掛けた 朝より夕方まで 時間の許す限りゆったりと 歩いてみたかった… 四十年前に初めて上京した折 国府台の地に居を構えたこともあり 何かと 思い入れは深い 若いなりに随分と 気に入った土地柄では…

信州浪漫日記…

当ブログ 初めての記事を 綴らせて頂きます 私は若い頃よりの旅好きで 日本国内 色んなところへ行きました 情緒溢るる日本の 数多有る土地柄の中… 多様な魅力の信州を その時の空気感に浸りながら 降って来たものを採り 一編の詩に認めました 安曇野 馬籠宿 …