心和む情景に 言ふことなし…
過日 綴らせて頂きました
「 甲斐の国が奏でる郷愁とは
織り成す浪漫とは… 」
を 散文の詩に認めてみました
自分の中にある 様々なイメージや
潜在的な焦がれなど
其れらを織り交ぜながら
自らの愛おしいものたちに ついつい
微睡んで仕舞うのも
生きているものとしての
心ときめく醍醐味の様な気もします
遠く見渡せば…
其処(そこ)に行ってみたいとか
彼処(あそこ)には 一体
何があるのだろう などと
ついつい
童心に帰ってしまう
今直ぐにワープしてでも
遥か飛んで行き
あの辺りの美しさに
暫し溶け込んでみたい
そんなことさえも ふと想って仕舞う
甲府の里は遥かに広く
小山など 遮るものも無い
其の美しき情景は
まるでパステルカラーの様…
絵本の如き
柔らかな夢と 儚き憂いをもって
触れる者の心に
其の彩りを 鮮明に醸し出す
此の様に夢心地なところも
全くもって 珍しい
其の様(さま)余りに 魅力溢れ
正に 言ふことなし
あの美しき 果樹畑の絨毯や
柔らかき丘の奏でる 色合いに
心和まずには いられない
遥けき甲斐の里の只中に在るとき
我が心は 何時も微睡み
焦がれ止むことは 無い…
彼処の場所に行き
思い切り ときを過ごしてみたい
其れは ひとにとって
幼き頃からの 永遠の浪漫
なのかも知れない…